現在中国には小規模小売店が約700万店舗ある。10万店舗余りのコンビニチェーンを除くと夫婦で経営する零細小売店は約680万店舗で、小売りの出荷量の40%を担っている(コンサルティング企業「Kantar」より、2018)。統計によると、今年経営が悪化した店舗数は前年より60%以上増加した。従来のサプライチェーンでは通常4~6のプロセスがあるうえ、各プロセスで価格の30~50%が上乗せされ、小売店の利益を大きく圧迫している。 今回の中国業界Deep Diveでは、従来型の小売店の悩みに対し中国企業がサプライチェーンで提供しているソリューションをご紹介する。 1. アリババ傘下の小売店 …