2016年にAirPodsが登場した当時、誰もが確信していた。ワイヤレスこそが未来の姿であり、有線イヤホンはやがて市場から消えるだろう、と。あれから10年。その予測は、今やあっさり覆されつつある。 米調査会社Circana(サカーナ)の最新リポートによると、有線イヤホンは5年間の販売低迷を経て突如として復調し、2025年通年で市場シェアが3拡大、2026年第1四半期には売上高が前年同期比20%増と急伸した。デジタルガジェットの世界で「過去の遺物」とされてきた製品が、なぜ今、脚光を浴びているのか。 有名人効果と雑誌が火をつけた きっかけは、セレブリティのストリートスナップだった。オスカー候補にも …
