世界の抹茶産業の構図が変わり始めている。 中国茶葉流通協会の調べによると、2025年の世界の抹茶生産量は約1万7600トンで、うち中国が1万2000トン余りと全体の70%近くを占めた。さらに2026年上半期には、中国・貴州省産の抹茶が初めて日本市場向けに大量出荷される予定で、日本の抹茶業界は構造的な変化に直面している。 一方、2024年の日本の「てん茶」(抹茶の原料となる茶葉)生産量は、全国茶生産団体連合会の統計によると5336トンにとどまっており、25年も大きく増えていないとみられる。 しかし、生産量と市場での影響力とが比例していないのも事実だ。世界の高級抹茶市場では依然として日本産が約6割 …
