無印良品、中国で相次ぐ閉店 高価格戦略が失速、低価格店へ舵

生活雑貨ブランド「無印良品(MUJI)」は2005年、「中高価格帯のライフスタイルブランド」という位置づけで中国市場に参入した。ターゲットは一線都市(北京、上海、広州、深圳)や二線都市(省都など地方の中核都市)に住む中産階層で、高品質でシンプルなものを求め、ブランドロゴを前面に出さないデザイン性や環境への配慮に対してプレミアム価格を支払うこともいとわない消費者。北京市の大型商業施設・朝陽大悦城や上海市淮海路755号などにオープンした旗艦店は、多くの人であふれかえっていた。 ところが近年、この勢いに陰りが見えてきた。消費者はシンプルなスタイルが独創性に欠けると感じ、高価格戦略に対しても次第に疑問 …

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