先端技術が求められる衛星通信分野では、米SpaceXのスターリンク(Starlink)がリードしているが、中国勢も水面下で基盤技術の国産化を進め、海外勢の独占打破を狙う。江蘇省南京市を拠点とするスタートアップ「控維通信(Cowave Communication)」はその一角だ。 2017年設立の控維通信は、衛星通信機器の開発とその運用サービスを手がける。衛星通信ネットワーク管理システム、ポータブル機器、自動車・船舶・航空機用機器、IoT機器などの製品を展開しており、中国で「専精特新(専業化、精細化、特色化、斬新化)」の特徴を持つ「小巨人企業(大きな成長が見込まれるスタートアップ)」に認定された …
